地熱・温泉開発調査・施工

日本には多数の活動中の火山があり、その周辺には蒸気・熱水といった地熱エネルギーが潜在しています。地熱エネルギーは純国産のクリーンエネルギーであるため、将来の発展が期待されています。当社は2、000m級の掘削装置、高度な掘削技術および地熱調査に伴う高温熱水の取り扱いや熱水・蒸気の暴噴を避けるノウハウを有し、開発計画の初期段階から安定した蒸気の供給に至るまでをサポートいたします。また、国のエネルギー政策の一環として新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や新エネルギー財団(NEF)が実施している全国地熱資源総合調査や地熱開発促進調査などにも参画の経験があります。

  • 高密度電気探査 解析比抵抗断面図 高密度電気探査 解析比抵抗断面図
  • 地質地化学調査 地質地化学調査
  • 坑井掘削 坑井掘削
  • 温度検層図 温度検層図
  • 地熱系モデル 地熱系モデル

地表調査結果を解析・整理して合理的に温泉の有望地点を探し出し、深度200~1、500mに達するボーリングによる掘削で十分な熱量の温泉水を確保します。さらに将来にわたり安定した温泉の供給を実現するためには、温泉水の温度・化学特性、地質・地形などを勘案し地域に適した総合的な坑井を設計・施工する必要があります。当社では、地質調査、地化学探査、物理探査、リモートセンシング・GIS、試錐工事を駆使して、調査開発計画・設計のご提案、現地調査・解析、坑井掘削・仕上げ、給湯設備建設までを一貫してサポート致します。特に温泉井掘削地点については掘削深度、掘削仕様、温泉の温度・湧出量・泉質の予測、及びその他不確定要素等について、お客様と共に十分に検討します。

林間部での温泉掘削状況・揚湯試験

林間部での温泉掘削状況・揚湯試験

温泉開発の流れ

温泉開発の流れ


地下水調査

「豊葦原瑞穂の国」とはわが国の美称の一つですが、世界各国を見渡せばこんなに水資源に恵まれた国は稀であることがわかります。当社では国内各地の地下水調査はもちろん、国際協力機構の地下水開発にも参画しています。地質調査、物理探査を応用して有望な帯水層を探知するとともに、狙いを定めた適確なボーリング技術により、お客様の満足と信頼をいただいております。

写真は箱根地域での地下水井戸掘削状況です。エアハンマー工法を採用しています。

利点として工期を短縮できること、帯水層の目詰まりを防止できること、さらに帯水層の有無の判断が容易であることなどが挙げられます。100mクラスの水井戸は、設営、掘削、揚水試験、解体まで含めて7~10日間で終了します。

  • エアハンマー工法 エアハンマー工法
  • エアハンマー工法 エアハンマー工法
  • 帯水層の掘削 帯水層の掘削
  • 揚水試験 揚水試験